













赤ちゃんのフォトグラムシリーズ『未来の他者』が写真集になりました。
フォトグラムはカメラやレンズを使用しない写真技法です。
真っ暗な部屋の中でカラー印画紙の上に赤ちゃんに乗ってもらい、一瞬の露光によってシルエットが写しとられています。
写真集では、見開き立ち落としで作品の原寸が印刷され、その上に1/10スケールのフルフレーム図版が印刷されており、作品全体像はもちろん、プリントの大きさ=赤ちゃんの大きさがわかるデザインです。
––––つい数時間前まで「この世界」にいなかった命と対面するのは不思議な体験だった。続けているうちに、こんなことを考えるようになった。赤ちゃんたちはどこから来たのだろう?赤ちゃんたちが「この世界」に来る前にいた世界はどんな世界なのか? 自分もいつかそこに戻っていくのか。––––
(北野謙『未来の他者』より抜粋)
判型|290×200mm
頁数|68頁、図版18点
テキスト|北野謙
言語|日本語、英語
編集・造本設計|町口覚
デザイン|浅田農 (マッチアンドカンパニー)
発売元|bookshop M
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タカザワケンジ「北野謙:作家インタビュー 内と外の世界を見せる、赤ちゃんのフォトグラム」東京都写真美術館、2019年7月
http://www.topmuseum.jp/contents/new_info/index-3628.html
北野謙展『未来の他者/密やかなる腕』
会期|2021年8月17日〜8月31日
会場|MEM
https://mem-inc.jp/2021/08/14/kenkitano2021/